情報処理推進機構がアジャイル開発のプラクティス45件を紹介

アジャイル開発について何か良い資料がないかと探していたら、独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)が「アジャイル型開発におけるプラクティス活用事例調査」の報告書とリファレンスガイドを2013年3月19日に公表していましたので、目を通してみました。
 
アジャイル型開発におけるプラクティス活用事例調査
 
リファレンスガイドでは45件のプラクティスが紹介されていました。
 

45件のプラクティス

リファレンスガイドでは45件のプラクティスを3つの方法「プロセス・プロダクト」「技術・ツール」「チーム運営・組織・チーム環境」で分類、整理をしています。
 
45件のプラクティスは以下の通りです。
 
プロセス・プロダクト:

  • リリース計画ミーティング
  • イテレーション計画ミーティング
  • イテレーション
  • プランニングポーカー
  • ベロシティ計測
  • 日次ミーティング
  • ふりかえり
  • かんばん
  • スプリントレビュー
  • タスクボード(タスクカード)
  • バーンダウンチャート
  • 柔軟なプロセス
  • ユーザーストーリー
  • スプリントバックログ
  • インセプションデッキ
  • プロダクトバックログ(優先順位付け)
  • 迅速なフィードバック

技術・ツール:

  • ペアプログラミング
  • 自動化された回帰テスト
  • テスト駆動開発
  • ユニットテストの自動化
  • 受入テスト
  • システムメタファ
  • スパイク・ソリューション
  • リファクタリング
  • シンプルデザイン
  • 逐次の統合
  • 継続的インテグレーション
  • 集団によるオーナーシップ
  • コーディング規約
  • バグ時の再現テスト
  • 紙・手書きツール

チーム運営・組織・チーム環境:

  • 顧客プロキシ
  • オンサイト顧客
  • プロダクトオーナー
  • ファシリテータ(スクラムマスター)
  • アジャイルコーチ
  • 自己組織化チーム
  • ニコニコカレンダー
  • 持続可能なペース
  • 組織に合わせたアジャイルスタイル
  • 共通の部屋
  • チーム全体が一つに
  • 人材のローテーション
  • インテグレーション専用マシン

 
また、プロジェクトの特性を9つに分け、それぞれに対してどのようなプラクティスを使うべきかをまとめています。
 

調査報告の趣旨

「アジャイル型開発におけるプラクティス活用事例調査」の報告書とリファレンスガイドを作成した趣旨について説明がありました。
 
情報処理推進機構曰く、アジャイル型開発手法は自社開発(内製)が中心の米国で発展したもので、外部に開発を委託することが多い日本でアジャイル型開発を適用するのは難しいと考えられている。
 
しかし、国内でアジャイル型開発の活用している企業の利用状況を調査、分類し、プロジェクト規模などの適用状況の違い、工夫や留意点などについてまとめた、とのことです。
 

まとめ・感想

リファレンスガイドでは様々なアジャイル開発が画像添付して紹介しているものもあり、さらに企業における活用事例も紹介されていて、とても参考になりました。
 
アジャイルを会社内で広めるには、アジャイルと言わずに広めるといったものもあって、なるほどねという感じでした。